昨年から世界的な問題となっていた北朝鮮のミサイル・核開発問題。
それが4月に入って急展開を見せていますね。
金正恩はなぜ今になってミサイル・核開発を中止すると発表したのか、その背景を考えてみたいと思います。
一体何が起きた?北朝鮮がミサイル発射と核実験を中止!
久しくミサイル・核実験を行っていなかった北朝鮮ですが、4月20日、「核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)などの発射実験を21日以降は中止し核実験場を廃棄する」と突然発表しました。
金正恩は党中央委員会総会で、「いかなる核実験も中長距離、大陸間弾道ミサイルの発射実験も必要なくなり、北部の核実験場も使命を終えた」と語ったそうです。
あれほどミサイル・核開発にこだわっていた北朝鮮ですが、ここにきて開発の中止の発表したことに世界中が驚いています。
これで北朝鮮とアメリカの戦争が回避されることとなり、日本としては喜ばしいことですが、これまで何度も空約束をしてきた北朝鮮だけに、「本当に実験を中止するのか?」と懐疑的な見方をする人も多いようです。
また、「核実験場を廃棄する」と語っていますが、これは国連の査察団による調査で廃棄が確認されなければいけませんよね。
北朝鮮がそこまで受け入れるかどうかも今後の焦点になってくると思います。
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アメリカ、トランプ大統領との会談前にミサイル発射と核実験中止を発表した理由!
そもそも、なぜ今になって北朝鮮はミサイル・核開発の中止を発表したのでしょうか?
この理由については様々な憶測がでています。
- ミサイル・核開発の技術をマスターしたと確信したから
- アメリカのシリア空爆をみて弱気になったから
- 国内の経済的困窮が限界に達したから
- アメリカ側から有意義な提案がでたから
etc・・・
外交の裏側までは一般人に公表されるはずもなく、すべてが憶測になりますが、どの仮説も当てはまっていそうですよね。
個人的には、経済危機にある北朝鮮がアメリカ側と極秘に会談し、ミサイル・核開発の中止を条件に経済援助の約束をとりつけたから、だと考えています。
元々北朝鮮がミサイル・核開発を推進していたのは、軍事力を背景に外交を有利に進めるためでした。
これまでに注ぎ込んだ予算を考えると、何の収穫もなく引き下がるはずはなく、ミサイル・核開発を中止することに匹敵する収穫を得たと考えるのが妥当でしょう。
そしてもしこの仮説が正しければ、チキンレースに勝ったのは北朝鮮であり、メンツを保ちたいアメリカとしては真相を公表することはないでしょう。
北朝鮮の金正恩、アメリカCIA長官と何を話した?
アメリカが裏で北朝鮮と交渉し、何らかの見返りを約束したと考える根拠として、米中央情報局(CIA)のマイク・ポンペオ長官が金正恩と会談したことが挙げられます。
この会談が行われたのは4月中旬で、北朝鮮がミサイル・核開発の中止を発表する直前です。
表向きは米朝首脳会談の準備のための会談とされていますが、CIA長官が会談したことが意味深ですよね。
CIAと言えば極秘作戦を行う世界最大のスパイ組織な訳で、普通に考えれば金正恩と会談するのにはふさわしくない立場です。
それでもこの人選で会談が行われたということは、CIA主導の極秘案件として、ミサイル・核開発の中止に対する何らかの見返りを提案したと考えられます。
その結果、北朝鮮がミサイル・核開発の中止を発表し、6月を目途に米朝首脳会談が行なわれる予定になったのですから、よほどの見返りなのでしょうね(^^;)
北朝鮮、アメリカのトランプ大統領から脅された?
北朝鮮がミサイル・核開発の中止した裏にはCIAからの見返りの提案があったと私は考えていますが、まったく別の見解を持っている人もいるようです。
それは、トランプ大統領が北朝鮮を脅したことで、北朝鮮がその脅しに屈したというものです。
先日、化学兵器を使用したとしてシリアがアメリカ、イギリス、フランスから空爆されました。
一方、ロシアはシリアを擁護し、迎撃用の地対空ミサイルを配備していたと言います。
ロシア側はこの迎撃ミサイルによってアメリカの攻撃のほとんどを防いだと発表していますが、実際には防ぎきれなかったのではないでしょうか?
そしてこの攻撃の成果が北朝鮮に伝わったとすれば、充分な脅しになりますよね。
北朝鮮のレーダーは非常に範囲が狭く、アメリカ軍の爆撃機の接近を感知できないことが昨年何度も証明されています。
となれば、金正恩がアメリカの空爆の凄まじさに観念したとも考えられる訳です。
このような軍事的な圧力・脅しがトランプ大統領からあったというのも、北朝鮮がミサイル・核開発を中止した理由の一つかもしれませんね。
まとめ
4月20日に突如として発表された北朝鮮のミサイル・核開発中止。
その理由として様々な仮説がありますが、真相が両国政府から語られることはないでしょう。
今後はミサイル・核開発の中止を北朝鮮がどのようにして世界に証明していくのか、国連の査察を受け入れるのか等が焦点になっていくと思われます。
また、日本としてはアメリカに働きかけ、拉致問題も同時に解決できるようにしていきたいところです。
トランプ大統領と安倍総理は非常に仲が良いと言われていますが、今こそその仲の良さを拉致問題解決に利用してほしいものです。
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