W杯が近づいていますが、従来とは異なり、今回はイマイチ盛り上がっていないと言われていますよね。
その原因の一つがサッカー日本代表の監督解任問題だと思います。
ハリルホジッチ前監督が解任されたニュースは、大きな衝撃を生みましたが、その結果、W杯でも日本の成績を不安視する人が急増しているからです。
果たして、ハリルホジッチ前監督の解任は、妥当な処置だったのでしょうか?
また、何が本当の理由だったのでしょうか?
サッカー日本代表監督、ハリル→西野ジャパンに!
W杯アジア予選において、ハリルジャパンには「今の日本代表は弱い」「攻撃の形が見えない」などの指摘が多数でていました。
また、試合の選手交代のタイミングにもバリエーションが少なく、ハリルホジッチ前監督の解任を望む声がサポーターの間であったのは事実です。
しかし、アジア予選を突破し、その後の親善試合を経てからは、「もうハリルで行くしかない」という見解でほぼ統一されていました。
というのも、監督を解任してチームを再建するには、あまりにも時間かなさ過ぎたからです。
ところが、4月8日夜になって突然解任が発表されました。
翌日には西野朗現監督の就任が発表されると共に、コミュニケーション不足がハリルホジッチ前監督の解任理由だと説明されました。
しかし、この時から協会や一部の選手への批判が噴出するようになりました。
今に思えば「他に解任理由としてもっと妥当なものはなかったのか?」という疑問と「解任するのであればもっと早くにやっておくべきだった」という不満が出てきます。
サッカー日本代表歴代監督、ワールドカップ直前の交代劇は?
前述の通り、ハリルホジッチ前監督に対しては、その戦術や起用法、試合成績に関して多くの不満が上がっていました。
特に、昨年11月に行われたブラジル戦、ベルギー戦では、日本代表が世界ではまったく通用しないということが明らかになっていました。
なので、解任するのであれば、そのタイミングで成績不振を理由に解任しておくべきだったと私は思います。
しかし、後任探しに手間取っていたサッカー協会は後手に回り、最終的に解任が発表されたのはW杯開幕の2か月前となってしまいました。
ここまで直前になって代表監督が解任された例は世界的に見ても少なく、サッカー協会の対応のマズさが浮き彫りになったように思います。
と同時に、後任を託された西野監督としても、あまりにも期間が短すぎて充分な準備ができないという状況になってしまいました。
結果として、経験豊富なベテラン選手ばかりを召集することになり、そのメンバーのほとんどが4年前のザックジャパン時代の選手達となっています。
このようなサッカー協会の対応のマズさに、国民から批判が続出している訳ですが、これは仕方のないことのように思います。
サッカー日本代表監督、ハリルホジッチが解任された理由!
このようなW杯直前の解任劇に一番驚いたのは、本人であるハリルホジッチ前監督でしょう。
解任を告げられた時はかなり感情的になっていたそうですし、その後も怒りがおさまらず、会見を開いたり、サッカー協会を相手取って訴訟を起こしたりしています。
なぜここまで揉めているかというと、ハリルホジッチ前監督としては「コミュニケーション不足」という解任理由に納得ができないからでしょう。
どうやら一部の選手達がハリルホジッチ前監督に不満を持っており、それが当時スタッフだった西野現監督に伝えらたことが発端のようですが、一部の選手が不満を持っていることをハリルホジッチ前監督には伝えていなかったと言われています。
このことを深読みすると、サッカー協会はハリルホジッチ前監督を解任する口実を探していたようにも思われます。
そもそも、コミュニケーションの有無を立証するのは難しいので、サッカー協会にとって使いやすい解任理由だったのではないでしょうか。。。
だとすると、本当の解任理由は何なのか?
巷で噂されているのが、「スポンサー企業の意向」です。
本田圭佑、香川真司、岡崎慎司らには大企業がスポンサーとしてついており、そのスポンサーはサッカー協会にも資金提供しています。
しかし、ハリルホジッチ前監督は本田圭佑、香川真司、岡崎慎司をメンバーから外すことが多くなっていました。
そのため、スポンサーとしては本田圭佑、香川真司、岡崎慎司をW杯メンバーに選んでくれる監督に交代させる必要があった、と噂されているのです。
このような「スポンサーの意向が働いているという説」はサッカー日本代表における都市伝説として以前から存在していましたが、今回の解任劇でさらに注目を浴びることとなったようです。
サッカー日本代表監督になるためにはライセンスが必要?
スポンサーの意向が本当に働いているかどうかは別にしても、W杯のメンバーはなるべく多くの国民が納得できる形で選んでほしいところです。
熱烈なサポーターや一部の解説者の中には、「自分が代表監督になる!」と思っている人もいるかもしれません。
とはいえ、代表監督になるには日本サッカー協会指導者ライセンスのS級(S、A、B、C、Dのご段階ある)を取得する必要があります。
(元プロサッカー選手であることは必須ではありません)
今後の日本サッカーの発展のためにも、より多くの優秀な指導者が出てくることに期待したいですね!
まとめ
W杯2か月前になって突然解任されたハリルホジッチ前監督。
コミュニケーション不足が理由とされていますが、その裏にはスポンサーの意向が見え隠れします。
果たしてハリルホジッチ前監督の本当の解任理由はなんだったのか、それは西野監督が選ぶW杯メンバーを見ると、想像がつくかもしれませんね。
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